バンガロール備忘・見聞録

バンガロールについてのなんやかんやと好きなことについての話

インドで予防接種を打ちまくった話(後半)

 

インドでは予防接種をどのように打ちまくるのか?
インドの病院システムは日本と色々異なりますが、私はこれをセルフ・スタンプラリー方式と命名している。

今回の予防接種の予約から接種完了までの流れを記載していきたい思います。

1.電話・Whatsappで病院に予防接種についての問合せ、予約をする。
日系の病院だったので問合せは日本語で行いました。(金額、在庫の有無、接種までの流れ)
  
2.予約当日、病院へ行く。診察

予約していた午後4時10分前くらいにドクターのいる診察室前に到着。
待合イスが10脚ほどありましたが全埋まりでした。
めっちゃ人いるやん、まあでも予約してるからいいか。と思い周辺で待ってみる。
まずここで、誰が待っているのか、次誰が入ればいいのかわからない。
日本だったら看護師が診察室から出てきて、お次は○○さ~んみたいな感じで呼ばれますが、ここでは診察室の患者が出てきたら、誰にも呼ばれてないのに人が己の意思で次々と入っていく。

ふむ。そういうスタイルか。

しばらく様子を診ていると、ドアの眼前で待っていれば次は自分だアピールで入れそうな感じ。

まんまと入室しました。

ドクターとの会話(脚色あり)
「ハロードクター。午後4時にアポ取った○○です。予防接種打ちたいんだけど。4つ。」

「今日一気に4つも打つとかまじ?4つも打ったら熱出ちゃうかもだよー、2つとかにしとけば?今日2つ打って来週また2つ打つとかさ。」

「えー(ドクターがそういうなら)まぁそれでもいいけど別に大丈夫だと思う、日本でも1日で4つ打ったけど平気だったし」

「じゃあまあいいか(処方箋書く)ナースが次のところ連れて行ってくれるよ」

 

ナース来る。「支払いをしてください」

 

3.支払い
はじめての診察だったのでタッチパネルで個人情報を登録、受付で支払い。5分くらい。(こういうところは本当に進んでいるのです)

 

「次は1階の薬局で注射を買ってね」

  
4.注射を薬局で購入する

2階の受付で支払いを済ませた後、処方箋を持ち1階の薬局へ。
ここでも、薬剤師らしき人に
「今日1日で4つ打つの?まじ?」って聞かれる。まじだよ。

15分くらい待ち、お金を払って注射などが入った袋をゲット。

 

「次は2階の26番の部屋へ行ってね」


5.注射をナースに打ってもらう

ナースに注射を打ってくれと頼む。

はいそうです、もうおわかりだろうけど、ここでも「今日4つ打つの?まじ?」と聞かれて、まじだよと言っても納得してくれないので、ドクターに聞きにいってきてくれと頼む。

ナース、ドクターに聞きに行く。

納得して帰ってきたけど「1日に4つ打つなんてウケる」(そんなことは言ってない)

で、袋に入ったたくさんの注射器と液体をバラバラと出して一本ずつ準備をしてくれる。

ここでA型肝炎ワクチンの液体が2本入っているのでなんでやとナースが戸惑う。

事前の問合せの時に、A型肝炎ワクチンは小児用しか置いてなく、大人が接種する場合は2倍量を打ちますとの説明を知っていたため、それを私がナースに説明する。納得してくれないので、ドクターに聞きに行ってきてくれと頼む。

ナース、ドクターに聞きに行く。(デジャブ)

 

まあそんなこんなで4つ無事に打ちました。

腕が多少痛かったけど副反応も特になく終わりました。


インド留学時代、友人が入院した際に病院に寝泊りをして付き添っていましたが、(美しい友情ではなく、そのとき家がなかった)その病院も同じようなシステムでしたので、処方された薬を友達の代わりに薬局へ毎日買いに行くということを思い出しました。さすがに寝たきりになればナースが買ってきてくれたりするのだろうけど、普通にめんどくさい。
日本だったら診察・注射が全部その場で移動せず行えるので楽ですよねえ。

 

ちなみに、狂犬病は3回接種が必要なので次回の予約を受付でしました。病院のアプリをダウンロードすると次の予約日がアップデートされますし、携帯にも予約をコンファームしたよとメッセージが来ます。


以上、インドで予防接種を打ちまくった話、完です。